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奄美の民謡(ウタ)の中でも、瀬戸内のヒギャ(東)節は哀調をおびた中にも明朗かつ雄大で優美といわれます。サンシン(三味線)も大バチ、小バチ、返しバチを巧みに使い、女性的で細い響きがあり、裏声との調和が見事です。 「嘉徳なべ加那節」は、瀬戸内町嘉徳集落に関係する歌で、なべ加那はノロで美人で気高い女性といわれます。歌の2番には、「彼女の死を7日祝おう」という歌詞がありますが、「祝おう」とは、「歌舞であの世におくろう」という意味です。嘉徳には、この女性の立派な墓があります。 この瀬戸内町嘉徳出身の唄者元ちとせは、平成6年(1994年)15歳で奄美民謡大賞新人賞を受賞。年齢を超えた歌唱力には定評があります。奄美の島唄の次代を担う唄者の一人。CDも出しています。写真は嘉徳集落。 |