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1回目:「ティダ(太陽)の息吹に育まれる奄美の旬の野草」
開催日時:2005年6月26日(日)「ネリヤカナヤフェスタ」オープニングイベント内で
 シマに自生するイキイキ旬の野草を素材に、からだにいいものが家庭でも気軽に美味しく調理できることと、野草の特長の紹介
 奄美パークでは「ネリヤカナヤフェスタ」を毎年6月末から7月末まで開催。期間中海をテーマにした催し物が行われる。
 「ネリヤカナヤ」とは、沖縄の「ニライ・カナイ」と同じ意味。ネリヤカナヤは海の彼方、もしくは海の底、地の底にある理想郷で、そこから人間の世界、集落に神々が訪れてきて、さまざまな豊穣、幸などをもたらしてくれるといわれている。
 今回のオープニングイベント内での試食・展示のコーナーでは、笠利町立歴史民俗資料館の協力をいただき、スブネを借りてきて、シマならではの植物や花、珊瑚や浮き網、ザルなどを使って島ジュウリとともに展示した。
スブネ
スブネについて…
 奄美の舟はスブネ、イタツケ、アイノコと発達してきたようである。1本の木をくり抜いた舟(独木舟)のことをスブネという。現在は僅かしか見られないが、大正時代までは各集落に相当数あった。材は稀に松もあるが、タブ、ユス、モモなどの硬質木が本式。堅木であるから非常に重く、波乗りが悪いために活動性に乏しく、すぐ近い海や湾内、イノー(潮だまり)などのような波静かなところで使用されていた。
野草入り炊き込み飯
特色
 色とりどりの野菜と、タンパク質や亜鉛、ビタミン類が多く含まれた塩豚との炊き込み飯は、色彩と風味豊かなヘルシーご飯。
レシピ(約10人分)
材料
アオビユ(1kg)
キクラゲ(50g)
ニンジン(500g)
シマタケノコ(300g)
塩豚(500g)
米(1.5kg)
だし汁(分量分)
モチ米(500g)
しょうゆ(適宜)
塩(適宜)
作り方
(1) アオビユをさっと茹でて水気を切りしぼる。細かく切る。
(2) キクラゲは細い千切り、ニンジンとシマタケノコはみじん切り、塩豚は塩抜きしておいて小さい角切りにする。
(3) だし汁に塩、しょうゆで味付けをして、洗った米と (2) を入れて炊き込む。
(4) 炊きあがったご飯に (1) を混ぜる。
野草入り炊き込み飯
写真左がハンダマ飯、中央が野草入り炊き込み飯、右が野草天ぷら。奄美の山野草を食材に、ヘルシーで見た目も食欲をそそる島ジュウリが幾種類も楽しめる
ハンダマ飯
特色
 カルシウム、マグネシウム、鉄、ポリフェノールが含まれるハンダマは、表面は緑色、裏面は赤紫色が特徴。シンプルにシラス干しと和えた簡単かつ栄養満点のご飯。
レシピ(約8人分)
材料
ハンダマ(3袋)
シラス干し(300g)
米(1.5kg)
作り方
(1) シラス干しは生臭さをとるために弱火でから煎りする。
(2) ハンダマは茹でて水気を切りしぼり、細かく切る。
(3) 米を洗って炊く。食べる直前にシラス干しとハンダマを混ぜる。
ハンダマゼリー
特色
 ハンダマの茹で汁でできる、色彩豊かな野草のゼリー。
レシピ(約5人分)
材料
ハンダマの茹で汁(1000cc)
砂糖(50g)
アガー(30g)
作り方
(1) ハンダマの茹で汁に砂糖を溶かし入れ、火にかける。
(2) 沸々と煮立ったらアガーを溶かし入れ、あら熱をとり容器に流し入れて固める。冷蔵庫で冷やしても美味しい。
ハンダマの茹で汁
ハンダマの茹で汁はこんなにも鮮やかな紫色になる
野草のゼリー
見た目も涼しげな甘すぎない野草のゼリー
ウコンドーナツ
特色
 昔から奄美の揚げ菓子またはおやつとして、子どもから大人まで日常的に食されている黒糖ドーナツをアレンジしたもの。健胃作用があるといわれるウコンを使ったヘルシードーナツ。
レシピ
材料
薄力粉(1kg)
ベーキングパウダー(10g)
秋ウコン末(20g)
全卵(10個)
上白糖(800g)
サラダ油(適宜)
作り方
(1) 薄力粉とベーキングパウダーを3回以上ふるい、空気を吸わせる。
(2) ウコン末と砂糖と卵をすり合わせる。
(3) (2) に (1) を入れてさっくり混ぜる。
(4) 好みの大きさに丸めて、160〜170度の弱火で時間をかけてゆっくりと揚げる。
色鮮やかな下地
ウコン末を混ぜると、こんなに色鮮やかな下地に変わる
ドーナツの出来上がり
甘すぎず、懐かしい素朴な味がするヘルシーウコンドーナツの出来上がり
ツワブキの佃煮
特色
 奄美の方言でツワブキをツバシャという。抗菌作用があるといわれ、山で採取したツバシャを茹でて皮をむき、水にさらして十分にアク抜きしたものを佃煮にしたもの。昔からシマの家庭の食卓ではよく見られる料理。お茶うけやご飯のお供に箸が進む。
レシピ(約5人分)
材料
ツワブキの茎(500g)
しょうゆ(140cc)
みりん(15cc)
黒糖粉(30g)
カツオ節(200g)
黒ごま(200g)
酢(適宜)
作り方
(1) ツワブキの茎はきれいに洗い、皮をむいて1日水につけてアクを抜き、茹でる。
(2) (1) を食べやすい大きさに切る。
(3) しょうゆ、みりん、黒糖粉、酢、カツオ節を入れて味付けをし、(2) を入れて汁気がなくなるまで煮詰める。
(4) 煮汁がなくなったら仕上げに黒ごまを入れて混ぜ込む。
煮詰める
山で採取したツバシャ(ツワブキ)をきれいに洗い、水にさらしてアク抜きしたものを茹でる。こうした丁寧な下拵えをして初めて、むき出しの自然で育まれた野草を正しく美味しく頂くことができる。また、こうした下準備があって初めて素材の持つ旨みを引き出すことができる
佃煮
ツワブキ
野草天ぷら
特色
 家庭の庭や畑で手軽に採取できる野草をよく洗い、衣をつけてカラッと天ぷらにした。素材の旨みが存分に味わえ、季節感を満喫できる。
レシピ(約10人分)
材料
オオバコ(適量)
ヨモギ(適量)
シマグワ(適量)
ドクダミ(適量)
ツユクサ(適量)
天ぷら粉(適宜)
サラダ油(適宜)
作り方
(1) オオバコ、ヨモギ、シマグワ、ドクダミ、ツユクサをきれいに洗う。
(2) (1) の水気をキッチンペーパーなどで拭き取る。
(3) 水で溶いた天ぷら粉に (1) を軽くくぐらせて、180〜190度の高温でからりと揚げる。
野草天ぷら
色鮮やかないきいき旬の野草
レモングラス
特色
 レモングラスはイネ科の多年草。各家庭で手軽に栽培でき、よく茂る。レモンに似た強い芳香を持ち、食用としても利用されるが、乾燥させた葉をハーブティーとしても飲用できる。リラックス効果が期待できる。
レシピ
材料
レモングラス(適量)
お湯(適宜)
作り方
(1) レモングラスをきれいに洗い、適当な長さに切る。
(2) (1) を水に入れて、沸騰させる
レモングラス
応援隊隊員の庭で採取したレモングラス。試食・展示コーナーでの来園者からの試飲の感想は、「クセがなく飲みやすい」と好評だった
レモングラス
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