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田中一村記念美術館 常設展示
展示期間:平成22年7月8日(木)~ 平成22年11月9日(火)
田中一村は50歳の時に奄美に移り住み、紬染色工として生計をたて、蓄えができたら絵を描くという生活を繰り返し、旧名瀬市有屋の借家で、誰にも看取られず69歳の生涯を終えました。色鮮やかな作品を中心に、草花・鳥や魚といった生命の息吹を感じさせる作品ほか、特別展示室においては、初公開となるスケッチを展示しておりますので、ご鑑賞下さい。なお、一部の題名を変更、旧題名は[ ]で表してあります。
 
常設展示室1
         
東京-千葉時代  大正2年(1913)~昭和33年(1958)
大人顔負けの天才的な画才を現した12歳から22歳にかけての色紙。
画  題 種  類 制作年代
天下第一春 色紙 大正9年(1920年12歳)
喜呈芳色 色紙 大正13年(1924年16歳)
花菖蒲図 [花菖蒲] 色紙 大正14年(1925年17歳)
桐蔭図  色紙 昭和5年頃(1930年頃)
米邨と名乗っていた頃の南画の作品。多くの作品が残っている。
画  題 種  類 制作年代
藤花図 軸装  大正14年(1925年17歳) 
碎玉図(さいぎょくず) 軸装  大正14年(1925年17歳) 
藤図 軸装 昭和2年(1927年19歳)
芍薬図 [牡丹図] 額装 昭和2年(1927年19歳)
富貴図 軸装 昭和4年(1929年21歳)
花(扁額)[扁額(花)] 軸装 昭和3年(1928年20歳)
個人からの依頼で描かれた南画の作品。南画作品を模写したのではなく、
○○風の作品であるという意味で「仿・倣・略儀」という字を使っている。
当館所蔵18点の中から、作品を選んで展示。
画  題 種  類 制作年代
山水図  倣木米 [倣木米③(木米翁用筆)] 軸装 昭和22年頃(1947年頃)
山水図  撫八大山人 [倣八大山人①] 軸装 昭和22年頃(1947年頃)
山水図 仿鉄斎 [倣鉄斎②] 軸装 昭和22年頃(1947年頃)
老夫観月図 仿石濤 [仿石濤] 軸装 昭和22年頃(1947年頃)
千葉寺時代の色紙  昭和13年(1938)~昭和33年(1958)
画  題 種  類 制作年代
田園夕景 色紙 昭和19年頃 (1944年頃 36歳頃)
農村春景 色紙 昭和19年頃 (1944年頃 36歳頃)
翡翠図 [カワセミ] 色紙 昭和20年頃 (1945年頃 37歳頃)
水仙 色紙 昭和28年頃 (1953年頃 45歳頃)
山あぢさい [山あじさい] 色紙 昭和28年頃 (1953年頃 45歳頃)
        
千葉寺時代の作品  額装 昭和13年(1938)~昭和33年(1958)
30歳で千葉に移り住み、50歳で奄美に渡るまでの20年間、農業をしながら身近な風景や自然を描いた。
画  題 種  類 制作年代
秋色 [秋色③] 額装 昭和20年代 (1945~55年) 
石榴図 [ザクロ図] 額装 昭和30年頃 (1955年頃 47歳頃) 
蒲染(がまずみ)にかけす [カケス] 額装 昭和30年頃 (1955年頃 47歳頃) 
千葉寺風景 [千葉寺の春(牛のいる風景)] 額装 昭和30年頃 (1955年頃 47歳頃) 
千葉寺 浅春譜 [千葉寺・浅春譜] 額装 昭和30年頃 (1955年頃 47歳頃) 
千葉寺 一本杉 [千葉寺風景①] 額装 昭和30年頃 (1955年頃 47歳頃) 
黒牛 [黒牛図] 額装 昭和30年頃 (1955年頃 47歳頃) 
九州・四国・紀州の旅  昭和30年(1955)
旅先を描いた作品は明るく躍動感にあふれ、奄美行きへのきっかけともなった。
画  題 種  類 制作年代
浜木綿と緋桐 [ハマユウとヒギリ] 色紙 昭和30年(1955年47歳)
奄美の一村  昭和33年(1958)~昭和52年(1977)
「奄美時代」の色紙。お世話になったお礼に差し上げることが多かった。
画  題 種  類 制作年代
岬に馬 [奄美より遠望] 色紙 昭和34年以降
蚊帳吊草に大巴蛾(かやつりぐさにだいともえ) [カヤツリグサ] 色紙 昭和34年以降
海に磯鵯 [イソヒヨドリ] 色紙 昭和34年以降
高倉の並ぶ春景色 [高倉のある春景]  色紙 昭和35年 (1960年 52歳)
漁樵對問 [漁樵對問②] 色紙 昭和35年頃 (1960年頃52歳頃)
奄美の花 色紙 昭和40年頃 (1965年頃 57歳頃)
花と浅葱斑蝶(あさぎまだら) [野生蘭と蝶] 色紙 昭和40年 (1965年 57歳)
モンツキハギとブチスズキベラ [魚] 色紙 昭和50年 (1975年 67歳)
与論島追想 色紙 昭和50年 (1975年 67歳)
                                      
奄美時代の作品 額装  昭和33年(1958)~昭和52年(1977)
奄美の自然を描き、一村芸術が花開いた作品の数々。大作は16点しかない。
画  題 種  類 制作年代
パパイヤとゴムの木 [パパイヤと高倉] 額装 昭和35年 (1960年 52歳)
アダンと小舟 [海辺のアダン] 額装 昭和35年 (1960年 52歳)
白花と赤翡翠 額装 昭和42年 (1967年 59歳):複製
初夏の海に赤翡翠 [ビロウとアカショウビン] 額装 昭和37年頃(1962年頃54歳頃):複製
奄美の郷に褄紅蝶(つまべにちょう)
 [ビロウとブーゲンビレア]
額装 昭和43年頃(1968年頃60歳頃):複製
草花に蝶と蛾 [草花と蝶] 額装 昭和40年代 (1965~75年):複製
桜躑躅に赤髭(さくらつつじにあかひげ)
[サクラツツジとオオタニワタリ]
額装 昭和40年代 (1965~75年):複製
大赤啄木鳥と瑠璃懸巣(おおすとんおおあかげらとるりかけす) [花と鳥] 額装 昭和40年代 (1965~75年):複製
「この絵だけは誰にも譲れない、閻魔大王へのお土産なのですから・・」と一村
が語った2点。
画  題 種  類 制作年代
アダンの海辺 [アダンの木] 額装 昭和47・8年(64・5歳) :複製
不喰芋と蘇鉄 [クワズイモとソテツ] 額装 昭和47・8年(64・5歳) :複製
 

【特別展示室】
画  題 種  類 制作年代
四季草花図 [四季草花①②③④] 屏風 昭和20年代中期
四季草花図 [花譜図] 屏風 昭和20年代中期
春景山水図 [春景山水図(春)] 屏風 昭和20年代中期
牧童帰芽図 [牧童帰芽図(秋)] 屏風 昭和20年代中期
浜松図 [高松図] 屏風 昭和20年代中期
※展示ケースにて、初公開のスケッチを展示。